ごあいさつ

賢友流空手道 第三代宗家会長

友 寄 愛 子

本日此処に、創流80周年、
第65回賢友流空手道国際選手権大会を開催するに当たり、
一言挨拶申し上げます。

第二代宗家が亡くなって5年、
今年、賢友流は80周年を迎えることが出来ました。

その間、流派として、誰一人、又どの支部においても
退会者なく来られましたことは、
偏に会員が皆、真の空手道の教養と、礼儀を学び、
心得ているからだと思います。

賢友流空手道が今日こんにちあるのは、
ご縁を頂いている各団体、又、他会派の先生方、
そして会員の皆様方のお陰と
深く感謝申し上げる次第でございます。

そして、世界的にも大きくなれましたのも又、然りでございます。

世界支部におきましては、
ブラジル、アルゼンチン、コロンビア、イタリア、
インド、中国、台湾、ボリビアとあり、
特にブラジルにおきましては、先日も指導に行って参りましたが、
会員数1000人を越え、支部も58ヶ所と云う状況であります。

これらの海外支部は、皆、賢友流の形、
特に武術空手を求めています。

今も土曜研修会は続いております。

第二代宗家の大事にしてきた言葉の一つに、
「一手一つ」と言う言葉があります。
これは、一つのものに向かって皆が一丸となると云う意味です。

本部道場が未だ老朽化して型をなしていない頃、
あちこちで場所を借り、又、場所を変えたりしながら、
宗家が先頭に立って多くの師範が集まり、指導をして参りました。
父はこの頃を「ジプシーの時期」と言っておりましたが、
宗家を中心に師範達が皆燃え、
賢友流の形、組手の学習に一丸となっておりました。
その気風が80周年を迎える今日迄、
退会者もなくこれたと言えると思います。

本部道場が完成して、毎週土曜日「研修会」と称して引き続き、
多く師範も参加して練習して参りました。
正にこの頃を「一手一つ」の時期と言えると思います。

終わりになりましたが、
本大会開催にご協力、ご尽力頂いた関係各位、
又、会場にお越し頂いた来賓の先生方、
早朝から審判に携わって頂く先生方に、
衷心より厚く御礼申し上げ、挨拶といたします。

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